iPhone5sのMNP一括0円。
この販売方法が9月からSoftBankとauで再開しています。docomoではしていないのが残念ですが、2つのキャリアで再開したのは朗報だとおもいます。
このiPhone5sのMNP一括0円について、では一体どちらで契約したほうがよりオトクな契約になるのか、ということを今回は調べてみたいとおもいます。
今までのiPhone5sの契約は、横並びであったことが多かったですが、今回のSoftBankとauでは同じMNP一括0円ですが契約の内容は全く違います。
この違いについて比較してみて、どちらの契約の方にメリットが多いのかを紐解いていきます。
契約の違い
その1:毎月割/月月割が違い、毎月の料金が全然違う
契約の違いその1ですが、毎月割と月月割が全然違います。
auだと定価が5万5000円ぐらいになって、毎月割が1395円です。(16GBの場合)
SoftBankだと定価に変更はありませんが、キャンペーン適用でMNP一括0円になっているので、月月割が810円になっています。
SoftBankは一括0円じゃなければ、月月割は2900円ぐらいにはなります。その分高い本体価格になるとおもいます。
毎月割/月月割が違うということは、毎月の料金も違います。それぞれの料金は以下のようになります。
au
- 電話かけ放題:2916円
- LTEネット:324円
- データ2:3780円
- 毎月割:1395円
- 合計:5625円
SoftBank
- スマ放題:2916円
- Sベ:324円
- データ2:3780円
- 月月割:810円
- 合計:6210円
その2:契約についての条件が違う
auはほぼ条件なし
iPhone5sのMNP一括0円で契約するにはいろいろな条件があります。キャリアからの条件だったり、お店からの条件だったりします。
auの場合、お店からの条件は結構いろいろなものを指定されることが多いですが、キャリアからの条件みたいなものはほとんどありません。
SoftBankは契約期間によって解約金が上がる
逆にSoftBankの場合はキャリアからの一括0円にする条件のようなものがあります。
先ほどの月月割が810円になるというのも、一括購入割引というキャンペーンを使って一括0円にしているからです。
条件として月月割が下がる代わりに、MNP一括0円で契約できるというキャンペーンが使われています。
もう一つ、MNP一括0円で契約できる代わりに、最低でも6ヶ月間は継続利用しなければならないという条件もあります。
というのは、今回のiPhone5sMNP一括0円は、この契約に限って契約してから6ヶ月の期間に限り、解約金が上がるというキャンペーンがとられています。
キャンペーンの解除金は19440円で、解約だけでなくパケット定額のコースを解除してもかかります。解約をした場合は19440円+10260円の解約金がかかります。
こういう条件が契約時にはついてきます。
その3:最低維持費が違う
最低維持費もそれぞれ違います。
今回はMNP一括0円なので、iPhone5sを0円で貰って回線は最低維持をし、Wi-Fi通信で使いたいという考えをする方もいらっしゃるでしょう。
そうした場合の料金を計算してみます。
auの場合
auの場合は、新プランだと最低維持費が高くなります。なぜならパケット定額のコースを解除出来ないからです。
ですので、最初に計算した料金が、新プランでの最低維持費も兼ねます。
ですが、旧プランに変更すると、最低維持費はかなり安くなります。
1008円のプランだけで契約を維持できるので、最低維持費はこれだけになります。
auで最低維持をする場合は、旧プランに変更しましょう。
SoftBankの場合
SoftBankでは契約の条件があることを書きましたが、これが影響して最低維持費はそれほど安くなりません。
最初の6ヶ月は必ずパケット定額のコースへの加入が必要なので、最低維持はできなくなっています。
7ヶ月目以降から、スマ放題と接続サービスの3240円が最低維持費になるとおもいます。
結論:いろいろな契約や使い方をするならauのほうがいい
iPhone5s自体には、SoftBankとauで性能に差があるわけではないので、違いはありません。
ですが、契約の条件やキャンペーンの差異がありますので、同じMNP一括0円でも、契約には大きな違いがあります。
ここまでの比較をまとめてみると
- 毎月割が高い
- 特に契約条件がきびしくはない
- 最低維持費も安い
という理由で、auのiPhone5sのMNP一括0円のほうを優先して契約したほうがいいでしょう。
auの契約ならば、特にペナルティなしで契約の切り替えが出来るので、使い方に合った契約を結ぶことができます。